新たな幹事組織スタイルについての試行

今度のGWに初の同期会を行う中学校の第1回準備会を先週末に開催しました。
敢えて、幹事会とはせず、「準備会」としたのには意味があり、できるだけ多くの人に参加して欲しいという目論見があって、幹事という言葉を意図的に隠していました。
「プチ同窓会」というサブタイトルも付けて、誰でも参加可ということで告知しました。

通常、私が考える適正な幹事の人数比率は8%くらいではないかと考えています。
各クラスに割り当てるとすると、平均3人くらいということになります。

さて、今回当方の準備会に集まった人数は当初の予定の人数の1.5倍、クラス平均に均すと5人という数でした。
この状況は、数日前に参加人数と顔ぶれは分かっていたので、慌てるべきものではないのですが、「幹事」として、ガリガリに組織を固める人数ではないと思いました。

以前もこのコーナーで書きましたが、私は緩やかな組織がこれからは重要だと思っています。
通信手段も多様化しているため、ピラミッド型で連絡網を作り、クラス幹事が情報を集約する時代でもないと思います。
速報性や内容の正確さを考えれば、ダイレクトに一括してメール等で連絡をするのが効率的です。
よって、クラス幹事をハブにした連絡態勢もやめることにしました。

今回、幹事に変わる組織態勢を「準備委員」「準備委員会」としました。
何度か、今回のような飲み会をベースにした、準備会を今後も何度か開催し、本番に向けての雰囲気を醸成していきたいと思っています。

従来の幹事会をめぐる問題点で、割当や当番によりやらされている感があったり、その影響がクラスによる積極性のバラつきとなって現れたりしていました。
最終的に迷惑をうけるのは、(そのクラスの)同窓生になります。
それと、周りから「一部の人がやっている」という印象を与えてしまう可能性があることです。
周りの人々との(見えない)壁ができてしまうことへの危惧です。

自主性を尊重し、定員など設けず誰でも参加でき、個々の負担を軽減する形での組織としての「準備委員」です。
それでいて、情報格差などはWebなどを使って情報格差をなくすことの取り組みも怠ってはいけません。